
課長、ご報告です。
チームで資料を作ったんですが…なんだか、まとまりがない気がして…

なるほど”まとまり感”って意外と難しいんですよ。

皆で相談しながら、作ったんですけど…
みんなが遠慮しあっていて、なんだか全体的に薄いんです。

わかりました。
今日は、チームで取り組むことの本当の価値をもう一度考えてみましょうか。
この記事をおすすめする方
- チームで資料や企画書を作る機会が多いビジネスパーソン
- メンバーの成果がバラバラで悩んだことがあるリーダー
- チームの成果物に納得がいかず、自分でやった方が良いと思った経験がある人
- チームワークを活かして、より高い成果を出したい方
この記事で何がわかるか
チームで仕事、なぜまとまりがなくなるのか?
チームで進める仕事は、本来一人では生み出せない多様な視点と力を結集できるもの。
しかし、出来上がった成果物に「あれ? ちぐはぐ?」と感じること、ありませんか?
- 見た目は整っているが、内容のつながりが弱く、ページごとの温度感がバラバラ
- 用語や表現に統一性がなく、読者視点で見たときに「誰向け?」と迷わせてしまう
- 完成形のイメージが共有されていないことで、各自が“それぞれの正解”を目指してしまう

部分的には整っていても、全体が整ってないと意味がなくなってしまいます。
最高の料理でも、盛り付けがいまいちだったり、食器がチープだと、全体としては魅力が下がってしまいますよね。
チームに潜む”安心感”の落とし穴
チームでの安心感。これはメンタル的にはありがたいけれど、仕上げ段階では“緩み”になることも。
- 「誰かが直してくれるだろう」「みんなでやってるし、これでいいか」が起こる
- 自分の役割を終えたあと“全体を見る”習慣がないと、最後の仕上げが荒くなりがち
- 細かい気づきがあっても、「言ったら面倒かも」と遠慮して、見送られることも

うーん。
チームで取り組む安心感って、時に油断になってる気がしてきました。
チームで「より良い成果」を生み出すために
ポイントは、最初と最後でしっかり“軸”を作ること。
最初に決めるべきこと
- コンセプト:誰に向けて、何を伝えるか?
- トーン:カジュアル?フォーマル?ユーモラス?
- 見た目の統一:色使い、レイアウト、フォントなど
完成後に全員で確認すべきこと
- 違和感が残っていないか?
- 表現がバラバラになっていないか?
- 目的からズレていないか?
このプロセスを「前提」として共有することで、個々の貢献が「積み木のような集合体」ではなく、「一本の物語」に仕上がります。

一人では辿りつけない品質を目指して欲しいですね。
”みんなでやった安心感”よりも”共につくる緊張感”が必要かもしれませんね。
まとめ
遠慮せず、意見を出し合うこと。
そして、「違和感」を感じたら、それをそのままにしないこと。
チームだからこそ“ぶつかりながら磨ける”のです。
- 言語化することで、見えないズレが浮き彫りになる
- 共通理解が深まることで、作業の迷いが減る
- 役割以上のコミュニケーションが、予想以上の完成度を生む
「一人でやるより質が下がる」なんて、もったいないことです。
あなたの意見が、チームに風穴を開け、成果を輝かせる火種になるかもしれません。
勇気を持って、言葉にしてみてください。

一致団結って見た目や、言葉だけじゃダメですよね!

そう。
”意識の統一”が、目に見える完成度を引き出すことになるんですよ。