
成功するには苦労が必要だ。それは思い込み。
「エフォートレス思考」では、最もシンプルなやり方で、最も高い成果を出せる考え方を教えてくれます。
書籍情報
- 書籍名:エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する
- ジャンル:ビジネス/自己啓発
- 筆者:グレッグ・マキューン
- 出版社:かんき出版
- 出版年:2021年12月6日
『エフォートレス思考』との出会い
私がこの本を購入したのは3年ほど前のことです。
すでに『エッセンシャル思考』を読んで感銘を受けていたため、同じ著者の新刊ということで迷わず手に取りました。
「どうやって余力を残すか?」
そんな問いを抱えていた私にとって、この本はまさに必要なタイミングで差し伸べられた救いのような存在でした。
心に響いた箇所
頑張りすぎは失敗のもとだ
グレッグ・マキューン,『エフォートレス思考』,50ページ
私たちは「成功談=苦労話」という構図に慣れすぎています。
苦労しなければ成功できない、という思い込み。
しかし本書は、その神話をやさしく壊してくれます。
むしろ頑張りすぎることで失敗を招くことがある、と。
私自身も「高い成果を出すには、頑張る必要がある」と暗黙の了解のように信じてきましたが、それが自分を追い込んでいたのだと気づかされました。
一流は休み方も心得ている
グレッグ・マキューン,『エフォートレス思考』,98ページ
疲労をためず、こんを詰めすぎず、疲れる前に休む。
これが一流の習慣だと説かれています。
私は10月に休養をとったことで、結果的に読書が進み、ブログやnoteへの意欲も高まりました。休むことは怠けではなく、むしろ次の挑戦のための投資なのだと実感しています。
関連書籍として『世界の一流は「休日」に何をしているのか』も非常に参考になります。
休み方を学ぶことは、働き方を学ぶことと同じくらい重要ですね。
必要以上の努力は誰のためにもならない
グレッグ・マキューン,『エフォートレス思考』,161ページ
ブログを始めた当初、アイキャッチを凝ったり、タイトルを練ったりと、細部に時間をかけすぎていたことを思い出しました。
しかし、そこで得られるものは少なかったのです。
私が本当に欲しい反応は「アイキャッチがきれいだね」ではなく、「記事の内容に共感した」という声でした。
これは「ゴミからはじめる」(p.171)というメッセージにもつながります。
完璧なものを初めから作るのは不可能。まずはやってみて、そこから磨いていけばよいのです。
読書は、この世でもっともレバレッジの高い活動だ
グレッグ・マキューン,『エフォートレス思考』,215ページ
この言葉には強く共感しました。
読書は、わずかなコストで膨大な知見や研究成果を得られる活動です。
最近はAudibleを始め、両手がふさがっていても本を「聞ける」体験にハマっています。
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『エフォートレス思考』がくれた気づき
- 「苦労神話」からの解放
成功談に苦労話を添えなければならない、という思い込みを手放すことができました。 - 「休むことは投資」
疲れる前に休むことが、結果的にパフォーマンスを高める。
これは実体験としても納得できる学びでした。 - 「仕組み化」の重要性
やる気に頼らず、自然に行動できる仕組みを整えること。
ブログ更新も「気合い」ではなく「仕組み」で続けることが大切だと感じました。 - 「完璧主義からの脱却」
完璧を目指すより、まずは「ゴミからはじめる」。
この姿勢が継続の鍵になると実感しました。
まとめ
『エフォートレス思考』は、次のような方におすすめです。
- 頑張っているのに成果が出ないと感じている人
- 継続に疲れてしまった人
- 自分らしいペースを模索している人
- 「休むこと」に罪悪感を抱いてしまう人
私自身、この本を通じて「力を抜くことの大切さ」を学びました。
もし今、あなたが「頑張りすぎて疲れている」と感じているなら、この本はきっと新しい視点を与えてくれるはずです。


